結婚していて子どもがいても、
誰かに心を動かされたら、
それをせき止めてはいけません、
という無垢な恋心のすすめ。
もちろん何か行動を起こすというのとは別問題です、
『ゴールがない恋心は無償の愛にも似ています。
相手を振り向かせようとか、自分を好きになってもらおうという欲望。
「見返り」をいっさい求めない、無垢な気持ちです。
この人が好き、この人はすてき、
この人のことを考えるとワクワクして、元気になれる。
そんな気持ちは馥郁とした香りのように、暮しのすべてに広がります。
大人になると無償で純粋なものは、
暮しの中に見つかりにくくなります。
だからこそ恋心を、唯一手つかずの「純粋なもの」
として宝物にするのもいいものです。
恋心のすこやかさは人生のいろどりであり、
大いによろこび、たのしむべきことではないでしょうか。
from 松浦弥太郎
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